レーザーイオン化高分解能飛行時間型MS

jmss3000
メーカー 日本電子株式会社
島津製作所
型番(形式) JMS-S3000
iMLayer、iMLayer AERO
設置場所 22号館223室
22号館302室
管理室 質量分析室
公開範囲 学内外

本装置は、試料プレート上に滴下され乾固した試料を分析する装置です。試料分子を主としてマトリックス支援レーザー脱離イオン化(MALDI)によりイオン化し、飛行時間型質量分析計によって分析するものです。行路長17mのスパイラル型イオン光学系により、分子量を高い質量分解能で分析することができます。また、MS/MS分析や、質量イメージング分析も可能です。マトリックス蒸着装置および質量分析イメージング用自動スプレー装置を用いた二段階塗布によってマトリックス塗布の均一で高解像度のイメージを得ることができます。

装置性能および仕様

イオン化方法 マトリックス支援レーザー脱離イオン化(MALDI)
質量分析計 飛行時間型(TOF)
イオン光学系 スパイラル型
飛行距離 17 m
質量分解能 60000以上(FWHM, ACTH fragment1~17 m/z : 2093)
質量精度 1 ppm以内(平均誤差)(内部標準法)
感度 500 amol AngiotensinII(m/z : 1046), s/n>50
測定モード 正イオン分析モード、負イオン分析モード

マトリックス蒸着装置

マトリックス蒸着装置iMLayerでは、真空蒸着で微細なマトリックス粒子結晶をサンプルに塗布できます。自動膜厚制御機能により高いマトリックス塗布の再現性を実現しています。

推奨マトリックス DHB、9-AA、CHCA
※溶液状態のマトリックスや揮発性の高いマトリックスは使用できません
到達真空度 1×10-2Pa
設定可能温度 30~250℃
導入可能サンプル スライドグラス1枚
制御モード 膜厚測定モード:設定した膜厚に自動で蒸着
時間制御モード:設定された時間に自動で蒸着
手動モード:レーザー透過光の強度を確認しながら手動で蒸着時間を調整
※レーザにより透過光を確認する制御を行う場合には、透明なスライドグラスを使用する必要があります

マトリックス自動塗布装置

マトリックス自動塗布装置iMLayer AEROでは、噴霧ノズルと一定の距離を保ったままサンプルステージが定速で往復し、安定したマトリックス噴霧を実現します。複数回の往復により微細なマトリックス結晶を積層させることで、高感度と高分解能を両立できます。
本装置では、前処理前に噴霧チャンバの雰囲気置換を行うため、湿度に左右されず、ハンドスプレーと比べて安定した環境での噴霧が可能です。また、洗浄機構により詰まりのない安定した噴霧を実現することで、MALDI分析に高い再現性を実現します。
さらなる高空間分解能(5~10μm)・高感度のMSイメージング画像を取得するために、マトリックス蒸着装置iMLayerと併せて実施する二段階蒸着手法が可能です。

対応マトリックス DHB、9-AA、CHCA
対応誘導体化試薬 ジラール試薬T
対応酵素消化試薬 トリプシン
導入可能サンプル スライドグラス(76×26mm)1~2枚

分析対象

物質 有機物、高分子
試料量 数mg程度

分析例

二段階蒸着の例???

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