化学分析・生命科学系

高速液体クロマトグラフ/イオンモビリティ搭載型四重極飛行時間型質量分析計(HPLC-IMS-QToFMS)

メーカーWaters
型番(形式)SELECT SERIES Cyclic IMS
ACQUITY UPLC H-Class PLUS
ACQUITY UPLC M-Class
製品カタログ(学内アクセスのみ)
設置場所22号館302室
管理室質量分析室
公開範囲学内外
技術職員配置あり
学内利用機器分析受付システム

本装置は、液体または溶液状態の試料を分析する装置です。試料分子をエレクトロスプレーイオン化法(ESI)などによりイオン化し、飛行時間型質量分析計によって分析することで、試料の分子量や化学構造に関する情報を得ることができます。イオンの質量を小数点以下3桁まで求めることができる(いわゆるミリマスが得られる)ため、イオンの元素組成を推定することができます。また、液体クロマトグラフと接続されているため複雑な混合物な分析も可能であり、さらに、MS/MS分析やイオンモビリティ(IM)分析も可能です。
IMは、分子イオンの構造(衝突断面積)や価数によって分離する機能です。また本装置では特定イオンを周回させることで高いIMS分離能で分析することができます。

装置性能および仕様

質量分析部(SELECT SERIES Cyclic IMS)

イオン化方法エレクトロスプレーイオン化法(ESI)、大気圧化学イオン化法(APCI)、大気圧固体試料イオン化法(ASAP)、ナノフローESI、脱離エレクトロスプレーイオン化(DESI)
質量分析計四重極型・飛行時間型(TOF)ハイブリッドMS/MS
TOFイオン光学系リフレクトロン型
質量分解能80000以上(FWHM, m/z : 785)
質量精度内部キャリブレーション試薬使用で500ppb RMS以内
IMS分解能最大400(FWHM)
測定感度50 pg/μl ロイシンエンケファリン溶液(0.1 %ギ酸含有50 %アセトニトリル水溶液、m/z : 556)を5μl/分導入、150000カウント毎秒以上
測定モード正イオン分析モード、負イオン分析モード

液体クロマトグラフ部(ACQUITY UPLC H-Class PLUS)

送液方法4液の低圧グラジエント方式
流量範囲0.01~2.00 ml/min
サンプルヒーター/クーラー4~40 ℃
注入量範囲0.1~10.0 μl
カラムヒーター温度設定(室温+5)~90 ℃

液体クロマトグラフ部(ACQUITY UPLC M-Class)

送液方法2液の高圧グラジエント方式
流量範囲200nl/min~100 μl/min
サンプルヒーター/クーラー4~40 ℃
注入量範囲0.1~100.0 μl
カラムヒーター温度設定(室温+5)~90 ℃

その他

解析ソフトMassLynx
Waters_Connect
Progenesis QI

分析対象

状態液体、可溶固体
物質有機物、錯体、高分子
試料量数mg程度
分析不可不溶物

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