新共用プロジェクト

磁界-磁化アナライザ

112_SY-8218
装置名磁界-磁化アナライザ
メーカー岩通計測
型番(形式)SY-8218他
設置場所16号館105室
管理室RCS-VIII
公開範囲学内外

本装置は,軟磁性材の各種の物理量(B-H特性,B-μ特性,損失など)を測定する装置です。正弦波及び方形波を出力できる信号発生器と増幅アンプを備えており、最大磁界あるいは最大磁束密度を指定し、指定した値になるまで自動的に斬増しながら試料を励磁し、指定した値まで測定を行います。

装置性能および仕様

○信号発生器出力(岩通計測B-Hアナライザ:SY-8218)

発信周波数正弦波10Hz~10MHz

○増幅アンプ(エヌエフ回路設計ブロックHigh Speed Power Amplifier:IE-1125)

最大出力電圧-最大電流280Vo-p-2.5Ao-p(500kHz以下)
最大出力周波数3MHz(最大出力電圧130Vo-p-最大電流1.3Ao-p)

○信号検出部( SY-951 )

励磁電流検出部(H CH)
検出抵抗約1 Ω
検出感度(フルスケ-ル)±5 mA,±10 mA,±20 mA,±50 mA,±100 mA,±200mA,±500 mA,±1 A,±2 A,±5 A, ±10 A
最大入力許容電流±6A
誘起電圧検出部(B CH)
検出感度(フルスケ-ル)±5 mV,±10 mV,±20 mV,±50 mV,±100 mV,±200 mV,±500 mV,±1 V,±2 V,±5 V, ±10 V,±20 V,±50 V,±100 V,±200 V/td>
最大入力許容電圧±200V
入力抵抗約1 MΩ
入力容量約18.5 pF(S2-S1端子間)
AD変換部
サンプリングレ-ト50 MS/s(最大)
分解能16bit

測定モード

B-Hモード周波数固定で、最大磁界Hm、あるいは最大励磁電流I1mを設定した目標値に追い込み、到達したら、その条件下で測定を行います。
Pcモード周波数固定で、最大磁束密度Bm、あるいは最大誘起電圧I1mが設定した目標値に追い込み、到達したら、その条件下で測定を行います
μモード周波数固定で、最大磁界Hm、最大励磁電流I1m、最大磁束密度Bm、あるいは最大誘起電圧V2mが設定した目標値に追い込み、到達したら、その条件下で測定を行います。

分析対象

分析対象・軟磁性体に限る。
・試料サイズに制約は無いが、恒温槽を使う場合はサイズの制約があり(応相談)
・測定したい周波数範囲と対応する増幅アンプの最大出力電圧-最大電流と目標最大磁界との関係から、試料と励磁コイル巻数は事前に設計が必要。

■分析不可

・硬磁性体

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