物理・表面計測系
走査型プローブ顕微鏡(SPM)
メーカー | 島津製作所 |
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型番(形式) | SPM-9700 |
設置場所 | 22号館222室 |
管理室 | 表面粗さ計室 |
公開範囲 | 学内外 |
技術職員 | 配置なし |
学内利用 | 機器分析受付システム |
マニュアル (学内のみ) | ハードウェア(JP)、(EN) ソフトウェア(JP)、(EN) 観察ガイド(JP)、(EN) カンチレバー取付治具 その他資料 |
試料表面を微小なプローブ(探針)で走査し、試料の三次元形状や局所的物性を高倍率で観察する顕微鏡です。
コンタクトモード:カンチレバー先端と試料間で働く斥力が一定になるように、試料表面を走査することで、試料の高さ方向の変位を画像化できます。
ダイナミックモード:カンチレバーを共振周波数付近で振動させます。カンチレバーが試料に接近すると振幅が変化することから、振幅が一定になるように動作させることにより、試料の高さ方向の変位を画像化できます。
位相モード:ダイナミックモードで走査中に、カンチレバー振動の位相遅れを検出します。試料表面の物性の違いを画像化できます。
水平力モード:コンタクトモードで走査中に、カンチレバーのねじれ量を検出することで、試料とカンチレバー先端に働く水平力(摩擦力)に対応する情報を画像化できます。
フォースモジュレーションモード:コンタクトモードで走査中に、試料を一定の振幅・周波数で振動させます。カンチレバーの応答を振幅、位相成分に分離して検出します。試料表面の物性の違いを画像化できます。
磁気力モード:先端が磁化したカンチレバーを、試料から一定の距離だけ離れた位置で走査します。このとき、漏洩磁場による磁気力を検出することで、試料表面の磁気情報を画像化できます。
装置性能および仕様
観察モード | コンタクトモード、ダイナミックモード、位相モード、水平力モード、フォースモジュレーションモード、磁気力モード |
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分解能 | XY:0.2 nm、Z:0.01 nm |
最大走査範囲 | 30 μm□ x 5 μm |
分析対象
試料最大形状 | φ24 mm x 8 mm |
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状態 | 薄板状 |